発達障害とは・・・
”生まれつき少し変わった脳の特性を持った人”のことを指しています。
ここで大事なのは「生まれつき」というところ。
遺伝子異常などの遺伝的要因と胎児期の環境的要因によって引き起こされる先天的な脳の特性なので、自分が怠けていたからそうなったとかそういう問題ではないのです。そういう脳の作りで生まれてきたのです。これは”個性”と言い換えられると思います。身長・体重・肌の色などと同じようなものです。本当は性格の違いで片づけられるところだと思います。
発達障害の診断を受ける人は、H28年では年間約48万人に上ります。H23年の調査では32万人であったため、5年間で16万人も増加しました。これは発達障害に後天的になったと感じてしまうかもしれませんが、診断を受けた人の半数以上は20歳以上の成人です。これは今まで性格・個性で済ませていた発達障害が発見されるようになったという方が正しいと思います。
障害とついているので、発達障害の診断を受けることを重く感じたり、マイナスに感じたりすることがあるかもしれません。ただ、周りと違う個性・性格によって周りとのトラブルが多少減らすことができるならば、そのおかげでコミュニケーションがうまくいき、ストレスなく生活できるようになるならば、診断を受けてみるのも一つの自分との付き合い方の一つだと思います。
発達障害の種類
では、発達障害にはどのような種類があるのでしょう
発達障害の種類は大きく分けて7つ
- 自閉スペクトラム症(ASD)
- 注意欠如・多動症(ADHD)
- 知的八達症群(ID)
- コミュニケーション症群(CD)
- 限局性学習症(SLD)
- 運動症群(MD)
- その他神経発達将軍(素行症、反抗挑発症等)
このような発達障害の症状は、生まれつきの脳の特性によって決まってきます。通常であればいろいろな脳機能がバランスよく発達(定型発達)するのですが、発達障害の人は、発達スピードに差が出てきて、発達の結果ががアンバランス(非定型発達)になっています。脳の特性上、発達が著しく遅れている部分が「発達障害」として表面化してしまうわけです。
この中でASD・ADHDの特徴を持つ人が多く、困難を抱えているのではないでしょうか?
名前も広く知れ渡っています。
ただ、素人の決めつけは厳禁です。
発達障害の症状の現れ方は人それぞれです。
例えば、同じASDでも4つのタイプ(孤立型・受動型・積極奇異型・尊大型)があり、でてくる特性は全く異なります。さらに他の症状との併発している場合がほとんどで、さらに症状の強弱もあり、いろんな要素が絡まりあっています。あなたはこの症状です!と断定することは専門医でも難しい場合もあります。”断定はできないけど、○○な傾向がある”という状況を「グレーゾーン」とあらわすことが多いです。
症状が違えば、治療方法は異なってきます。診断をもらうことは、薬の処方、日常生活での対処法の方針を決めるためにも大切だと思います。また、自分はこういう特性があるというのを客観的に把握することは周囲に理解を求めるためにも必要になります。
自分の生活をよくするために、今の生きづらさを解消する対策を行うためにやれることをやるために、一つの手になるかと思います。素人の決めつけで回り道をしながら対処していくより医師に相談してアドバイスをもらって付き合っていく方が建設的だと思います。
今回は
「図解心と行動がよくわかる発達障害の話」日本文芸社出版 湯汲英史監修
を参考に書かせていただきました。

ありがとうございました。
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ブログ作成完全初心者、アドバイスもあれば欲しいです!笑